配管更新工事のススメ
築25年超のマンション配管では「動脈硬化」が進行中!?
マンションを人体に例えるなら、全戸に張り巡らされた給排水管(以降、配管)は血管のようなもの。マンションの配管は、1980年代後半までは金属製の管が主流でした。しかし、年月と共に腐食が進み、発生したサビによって管が詰まる配管の「動脈硬化」のような状態が進行していることも少なくありません。
現在、築25年超のマンションでは、水の濁りや水圧の低下、漏水などの問題が起きやすくなっています。
配管は天井や床下を通っているので、普段は目にすることがありません。そのため老朽化に気づきにくく、漏水などが起きてから慌てて対応することになりがちです。
もしも一旦事故が起これば、階下の住戸に被害が拡大する可能性も・・・。
そうなる前の対策をおすすめします。
専有部の配管からの水漏れは、
管理組合ではなく、住戸の方の責任に
日常生活へ直接影響するだけでなく、もしも、階下の住戸にまで被害が拡大したら、、!?
専有部内の配管からの水漏れは、漏水を起こした住戸の方に損害賠償責任があります。
(漏水事故が発生した際、管理組合加入の保険で被害住戸の原状回復工事を行っているマンションでも、被害住戸に
対しての被害の全てが保険で補償されるとは限りません。被害に遭った家財に対する損害賠償を巡って、
ご近所の方と民事訴訟へ発展してしまうなんてことは避けたいですね。)
漏水が発生した場合、原因究明に時間がかかったり、水が数日間に渡り使えなくなることも。
被害をあたえてしまったお宅との示談交渉、内装復旧工事、物損賠償、保険手続き等の対応には時間を要するため、とても大変です。また、保険未加入の場合はすべて実費負担となります。
各住戸(専有部)内の給水・給湯の配管は、部屋の保有者に管理責任があります
※マンションにより施工方法・状況が異なります。
配管更新のメリット
まずはセルフチェック!
こんな事ありませんか?
下記チェックシートで、1つでも当てはまったら、配管の更新工事を考えてみましょう。
築25年以上のマンションは、
配管更新をおススメします!!
工事をするため床や壁に開口部を設け、キッチン等の設備機器を外し、新しい配管を敷設後、使っていた設備機器を元に戻したり、新しい設備機器を設置します。工事期間は1~3日間です。
新しい配管材は、合成樹脂管を使用します。
合成樹脂管は、耐腐食性・耐摩耗性・耐衝撃性等に優れた配管です。
※間取りやリフォーム状況により、施工方法や工事日数が異なります。
なお、実施する場合は、事前調査を行い、開口箇所、配管のルート、復旧方法、お部屋の間取りなどを考慮したプランをご提出します。
※パイプスペース専有部側バルブ交換は工事の対象外となります。
- 安 心 1
管理組合・居住者の方とのコミュニケーションがスムーズ!
- 安 心 2
管理組合と協力して、まとめて工事することで1戸あたりの配管更新工事がお得になる場合も!
- 安 心 3
タイミングが合えば、共用部の配管更新と合わせてのご提案も可能。
<配管更新工事の流れ>
- 1.個々の方から、または管理組合からご相談・お問い合わせ
- 2.調査のお申し込み
(管理組合からご相談の場合は、住民の方へ説明会を実施後、個別に調査のお申し込みを承ります。)
- 3.調査実施・お打合せ
- 4.お見積り・プランご提案
- 5.ご契約
- 6.工事実施
- 7.引き渡し
水まわり設備との同時リフォームがおすすめです!
配管更新は単独で行うこともできますが、水まわりの設備器機のリフォームと給水・給湯管の交換を別々に行うと、工事費用が割高になったり、一部交換できない管が出る場合があるため、水まわり等のリフォームと一緒に行うことがおすすめです。
キッチン
浴室
洗面台
トイレ