失敗しない6つのリフォームポイント
マンションをリフォームする場合、自由にリフォームできる範囲が決まっています。
基本的には、区分所有している「専有部分」について、管理規約に基づいてリフォームすることが前提です。
リフォームする前に、以下のチェックポイントを確認するようにしましょう。
マンションの管理規約を確認
まず、マンションごとに定められている「管理規約」を守る必要があります。 リフォームできる「専有部分」についても細かい規約が設けられていることがあり、管理組合への届け出などを含め、事前に必ず確認することが必要です。
共用部分は変更できない
マンションは、住人全員の持ち物である「共用部分」と各戸の住人(区分所有者)のものである「専有部分」に分かれます。共用部分とは、外壁、窓・玄関ドア・バルコニー・専用庭など外壁面に接するもの、両隣・上下階に接する床・天井・柱などのマンションを支える構造部分などを言います。
この部分は、勝手に手を入れたり、変更することができません。
また、給水・排水管や給湯器の変更は、管理組合の事前承認が必要な場合があります。詳細は、マンション管理規約に定められています。
構造による間取り変更の自由度
マンションの構造は「ラーメン構造」と「壁式構造」に分けられます。
壁自体が構造体になっている壁式構造では制約が出てきます。
水まわりの位置変更
水まわりの位置は、その下を通っている給水・排水管の事情で変更できない場合があります。
特にキッチン周辺の壁・床の変更・修復、レンジの排気口、ガス管・電気配線など、派生する工事が出てくるので
要注意です。
フローリングの変更
階下に音が響きやすいフローリングを禁止しているマンションがあります。
また、変更可能でも遮音性能の高い材料(床衝撃音低減性能があるもの)を使うように決められている場合があります。
※床材と遮音材を併用する方法もありますので、当社までご相談ください。
電気の容量
オール電化、床暖房、エアコンや家電など、設備機器の進化により電気の使用量は増える傾向にあります。
そのため電気の容量のチェックは必須です。少なくとも40A(アンペア)はほしいところ。オール電化、電気式床暖房を使う場合は、50A以上の容量が必要です。
多くの場合、マンション管理規約で制限されています。
また、容量をアップする場合は、マンション全体に割り当てられた電気容量があるため、管理規約や電力会社に
連絡し、確認する必要があります。